国際コミュニケーション学科 大学編入学,国際コミュニケーション学科 大学編入

大学編入学・国際コミュニケーション学科で学ぶ方法を解説

大学編入学・国際コミュニケーション学科で学ぶ

国際的な人材育成の必要性が叫ばれる日本。日本、そして海外の大学でも国際コミュニケーション学科を開設する大学が増えています。しかし現在、進路に悩んでいる人は多いはず。現在、進路を決めかねている人でも、学ぶための下準備をしながら進路は決められます。それが専門学校から大学編入学というコースです。
この記事では専門学校を経由し、大学の国際コミュニケーション学科で学ぶ方法を解説します。これからますます必要とされる国際的人材を、自信を持って目指すのであれば、専門学校で基礎を身に付けてから羽ばたくという方法もあります。
国際コミュニケーションは、日本語にするなら「国際交流」。一口に国際交流と言っても、そこにはさまざまなものがあります。「留学」はとてもわかりやすい国際交流の形ですが、スポーツにおける人材交流、企業や業種間の交流、国際交流センター、そしてもちろん高校や大学の学生の交流など、挙げればキリがありません。このように、さまざまなレベルで国際的な交流が現在進行形で行われているのですが、日本においてはまだまだ国際的な人材が不足していると言わざるを得ません。中国や韓国、東南アジア諸国などの学生たちは海外志向が強く、特に富裕層の子息は海外に出て学ぶことが増えています。海外に出ることはすべてではありませんが、国際的に活躍できる人材になることは、今後の日本においても多くのチャンスを得ることにつながります。

国際コミュニケーション学科とは

国際コミュニケーション学科とは、大学や専門学校に設置される学科です。学科ではなく、学部として設置され、その中で細分化されている場合もあります。国際コミュニケーション学科は、文字通り、国際コミュニケーションを学ぶための場所であり、これを研究する場所です。英語を中心とした外国語学習に重点が置かれ、その言語を操り円滑にコミュニケーションをとることが可能な能力を身に付け、卒業してからは、ビジネスを中心としたさまざまな国際舞台で活躍することが望まれます。国際コミュニケーション学科では、このような人材を育成するため、学生たちにさまざまな機会を与え、関連資格取得のためのサポートや指導を行っています。
地球、国、そして社会。どのような規模のコミュニティであってもコミュニケーションなしには成り立ちません。人はコミュニケーションなしに生きることはできないのです。
国際コミュニケーション学科の目的は、世界レベルでのコミュニケーションにより、多様化、そして複雑化する国際社会において活躍可能な人材を輩出することです。国際コミュニケーション学科では、「言語」「コミュニケーション」、そして「文化」を三本柱として学びます。近年の国際社会は、政治経済や人種など意外にもさまざまな要素が入り交じり混沌としています。このような世界の状況を理論的に研究し、国際的なコミュニケーションに活かせる人材になる。このような目標を持っているのであれば、国際コミュニケーション学科は、あなたにとって最適な学び舎となることでしょう。
本当のコミュニケーション能力を身に付けるということは、基本を身に付けた上で、より高度な語学力、コミュニケーション能力、文化を理解する力を身に付けるということです。ほとんどの大学や専門学校の国際コミュニケーション学科では、英語を中心に専門的なコミュ力を養成していきます。
国際コミュニケーション学科では、他の学科同様、1年次は一般的な教養を身に付けながらカリキュラムを進めていきますが、その後は世界の地域研究など、特定地域を専門としたカリキュラムが組まれている場合もあります。これは学校により異なりますので、自分が求めているカリキュラムを提供している学校を選べばいいでしょう。もちろん、多くの学校で留学制度を設けているため、実際に国際コミュニケーションを体験しながら、自分の力を伸ばしていくことが可能です。

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大学に編入学して国際コミュニケーションを学ぶ方法

現在、国際コミュニケーション学科を設けている大学は数ありますが、ここからは大学に直接進むのではなく、大学に編入する方法をご紹介します。さまざまな事情により、現在は大学に通えないという人でも、将来的に大学で国際コミュニケーションを学ぶ方法はあります。その一つがこれからご紹介する専門学校を経由する方法です。
大学、特に難関大学で国際コミュニケーションを学ぶことはかんたんなことではありません。高校からストレートで進学できなかった場合、これまでは浪人して予備校に通い、次のチャンスを待つという方法が一般的でした。しかし、現在はそのオルタナティブと言うにはもったいない、すばらしい方法があります。それが専門学校で学ぶ方法です。この方法の肝は、実際に国際コミュニケーションを学びながら、難関を含む大学の国際コミュニケーション学科を目指すことです。予備校の場合は、国際コミュニケーション学科を目指すと言うよりは、国際関係の学科を目指すという性格が濃くなります。また、もっとも大きな違いは、予備校の場合、一般入試を通して入学を目指すのに対し、専門学校の場合は、編入を目指すのです。すなわち、大学に入学してから卒業までにかかる期間は、専門学校経由の方が短いのです。もちろん、専門学校から大学に編入するためには条件があり、そもそも大学へ編入学できる人は限定されています。

  • ・大学を卒業、または卒業見込みの人
  • ・短大を卒業、または卒業見込みの人
  • ・大学で一定の単位を取得している人
  • ・専門学校を修了した人
最後の「専門学校を修了した人」には、一般的には大学の3年次に編入できる大学編入学試験を受験する資格があります。予備校でいくら国際関係の知識を学んでも、この受験資格を得ることはできません。あなたが将来、国際舞台で活躍することを目標にして国際コミュニケーション学科を目指しているのであれば、浪人するよりも専門学校で学んだ方が有利なのです。
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ただ、国際コミュニケーション学科への編入試験は、そうかんたんなものではありません。編入するためには努力が必要なことは言うまでもありません。しかし、専門学校の国際コミュニケーション学科では、難関大学で学ぶためのトレーニング、学習の方法などを伝授してくれます。大学編入学は、一般入試と比較して情報は極端に少なくなります。すでに編入試験の受験資格を持っている人であっても、自力で情報を集め、試験に合格するのはたやすいことではありません。国際コミュニケーションを学び、そして編入学試験の受験資格を得られる専門学校経由のルートは、真の国際人を目指す学生や浪人生にとって、真っ先に考えるべきチョイスであることは疑いの余地がないのです。

専門学校で学び、大学編入学を狙う場合は、約1年半の時間を有効に使って編入学試験に合格できるだけの学力を身に付けます。1年次、入学からしばらくの間は、基本的には基礎学力と語学を中心としたコミュニケーション能力をブラッシュアップしていきます。1年次の後半からは徐々に自身の能力の見極めに入り、その能力に応じた編入先の大学を決めていきます。2年次の前半は志望の編入先に合わせた学習等を行い、来る編入学試験に備えます。このように書くとシンプルに思えるかもしれませんが、実際はゼミなど、内容の濃い学習を通じ、大学に入学してからも遅れをとらない実力を身に付けることができます。
自力で編入学を狙う学生は、半年程度の準備期間で編入学試験に挑戦することが多いようです。半年の学習では十分でない、というわけではありませんが、各大学別の試験対策や面接対策などを考えると、1年程度の時間があれば、余裕を持って準備ができます。専門学校に通えば、この時間を有意義に使って試験の対策をとることが可能です。

大学編入学により国際コミュニケーション学科で学ぶ利点

大学への編入学を検討している人の中には、おそらく一般入試で志望校に入れなかった人も相当数いるはずです。
「どうしてもその学校で学びたい」
という思いを強く持っている人もいると思います。このような場合、これまでは予備校という選択肢を選ぶ人が多かったのですが、ここまでお話ししているように、専門学校経由で大学に編入学する方法には数々の利点があります。

専門学校なら最短4年で大学卒業
「浪人して予備校に通い、翌年の一般入試を再び受ける」場合は、志望校に合格したとして、卒業まで最短で「浪人(1年)+4年」の時間がかかります。一方、「浪人せずに専門学校に通い、編入学試験を受ける」場合は、志望校に合格したとして、卒業まで最短で「専門学校で学習(2年)+大学3年に編入」となるので、最短、一般入試にストレート合格した人たちと同じ学習期間(4年)で卒業できるのです。
志望校への思いが強い人にとっては、専門学校で学ぶルートは、一般入試に次ぐオルタナティブルートになります。もちろん、専門学校の国際コミュニケーション学科では、大学で1年次や2年次に学ぶ基礎的な内容を押さえつつ、個々の学生、そして志望校に合わせた対策をとり、最短での志望校合格を目指します。
志望理由書作成と面接対策
大学編入学試験の合格を目指す上で大切なのは筆記試験対策だけではありません。面接は試験の中でとても重視されます。編入学試験は、一般入試とは違い、あまり多くの情報がありません。自分で集めようとしてもなかなか苦労するのが実情です。しかし、専門学校ではノウハウを豊富に積み重ねているので、各大学に合わせた対策をとることができます。学生にとってはわからないことも多い志望理由書の作成も、明快に指導してくれます。

国際コミュニケーション学科で学ぶ内容

大学の国際コミュニケーション学科では、ビジネスのグローバル化もあり、広範な内容を学びます。中でも語学はただ学ぶだけではなく、その言語の背景にある文化を理解するための学習も行います。また、大学にもよりますが、アジア、アメリカ、ヨーロッパなどの地域に関する研究、さらには実際に海外に出て、留学やフィールドワークなどを通じて、より専門的な知識を身に付けることができます。変化のスピードが速い現在の国際社会においては、これまでの政治経済の枠では説明しきれない数々の事象が起きています。このような変化には、インターネットやスマートフォンの広がりによる情報化社会の発展なども関係しています。このような事象を理論的に研究することを通して、グローバルなコミュニケーションをスムーズにできる人材を育成する役割を担っているのが、大学の国際コミュニケーション学科なのです。

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国際コミュニケーションを学べる大学

国際コミュニケーション学科、もしくは学部を開設している大学は、変わりゆく世界情勢を受け、増加する傾向にあります。ここでは、国際コミュニケーションを学べる大学をご紹介します。ただし、すべての大学において編入学試験を行っているわけではありませんので、その点についてはご留意ください。

神田外語大学
千葉の中心・幕張にある神田外語大学では、外国語学部の中に国際コミュニケーション学科を設置しています。
立教大学
立教大学は、東京・池袋のキャンパスに異文化コミュニケーション学部を設けています。
武蔵野学院大学
武蔵野学院大学は、埼玉県狭山市のキャンパスに国際コミュニケーション学部を設置しています。
愛知大学
名古屋市にある私立大学・愛知大学も国際コミュニケーション学部を持っています。
椙山女学園大学
椙山女学園大学は、やはり愛知県に本拠地を置く大学で、国際コミュニケーション学部を設置しています。
大阪国際大学
大阪市に本拠地を置く私立大学・大阪国際大学も国際コミュニケーション学部を設置しています。
阪南大学
大阪府松原市に本拠地を置く阪南大学も、国際コミュニケーション学部を設置しています。
関西国際大学
兵庫県に本部を置く関西国際大学も、国際コミュニケーション学部を設置し、学生たちを積極的に海外に送り出しています。
東洋英和女学院大学
神奈川県横浜市に本部を構えている東洋英和女学院大学。この大学では、国際社会学部の中に国際コミュニケーション学科を設置し、国際的な人材の育成に力を入れています。
青山学院大学
私立の名門・青山学院大学も、国際政治学部の中に2006年、国際コミュニケーション学科を設置しました。
北陸大学
石川県金沢市にある北陸大学では、やはり国際的に活躍できる人材育成のために、国際コミュニケーション学部を設置しています。
専修大学
専修大学は、東京・神田のキャンパスに、2020年4月から国際コミュニケーション学部を新設します。

東京声優アカデミーの国際コミュニケーション学科

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学校法人東京メディアアカデミーが運営する専門学校「東京声優アカデミー」では、2020年度から国際コミュニケーション学科を新設、入試の受付を開始しています。東京声優アカデミーは、東京都知事の認可を受けた専門校なので、卒業することで「専門士」の資格を得ることが可能で、これが大学編入へのパスポートになります。一般入試の受付期間は、2019年11月1日(金)から2020年3月13日(金)となっています。
東京声優アカデミーの国際コミュニケーション学科には、難関大学への進学や編入を目指す専門のコースが用意されていて、入学から2年後の大学編入を目指します。真の国際感覚を持った人材を目指す人に、ぜひ検討していただきたいコースです。

大学編入学・国際コミュニケーション学科で学ぶ・まとめ

専門学校を経由して、大学の国際コミュニケーション学科に編入する方法をご説明してきました。専門学校に2年間通い、国際コミュニケーションの基礎を学びながら「専門士」の資格を得て、大学の3年次に編入する方法は、順調にいけば、浪人して予備校に通うよりも早く、一般入試で合格した学生たちといっしょに卒業できる、ある意味「ファストトラック」です。これからは、語学ができるだけではグローバルに活躍することはできません。さまざまな文化とそのバックグラウンドを知り、思考力や発想力を磨いてこそ、世界を股にかけて働ける人材になれます。現在、国際コミュニケーション学科で学びたいと考えている人は、ぜひとも専門学校ルートで大学に編入することも考えてみてください。


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